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そばもん ニッポン蕎麦行脚 : ミニ英和和英辞書
そばもん ニッポン蕎麦行脚[そばもん にっぽんそばあんぎゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

蕎麦 : [そば]
 【名詞】 1. soba (buckwheat noodles) 
: [むぎ]
 【名詞】 1. wheat 2. barley 
: [くだり, ぎょう]
 【名詞】 1. (1) line 2. row 3. (2) verse 
行脚 : [あんぎゃ]
  1. (n,vs) pilgrimage 2. walking tour 3. tour 
: [あし]
 【名詞】 1. leg 

そばもん ニッポン蕎麦行脚 : ウィキペディア日本語版
そばもん ニッポン蕎麦行脚[そばもん にっぽんそばあんぎゃ]

そばもん ニッポン蕎麦行脚』(そばもん ニッポンそばあんぎゃ)は、山本おさむによる日本漫画。『ビッグコミック増刊号』、のち『ビッグコミック』(共に小学館)にて連載中。藤村和夫、元『有楽町・更科』四代目)名誉監修、金子栄一(『芝大門更科布屋』七代目)監修協力。『そばもん』と略記されることも多い。主人公の矢代稜を中心に、そばの魅力に取り付かれた人たちのドラマを描く。
基本的には現代を舞台にしているが、料理の起源を描写するために江戸時代や明治時代などに稜らを登場させるシナリオもある(「討ち入りそば」「明治アラベスク(にしんそば)」「カツ丼伝説」他)。また、作者がコマ内に登場して挨拶や説明を行うこともある。
江戸そばを紹介することが多いが、北海道山形福島越前出雲など、地方の郷土そばも頻繁に取り上げる。
単行本の巻末には作者のコラム『今日もそば日和』を掲載し、そばに関しての個人的な記述や、藤村との関わりを描いている(第7巻にて藤村を追悼している)。
== 主な登場人物 ==
; 矢代稜(やしろ りょう)
: 名人と呼ばれた京橋の老舗『草庵』の五代目(藤七郎。稜は「祖父(ジイ)さん」と呼んでいた)から江戸そばの技術のすべてを伝授された。店を持たず、そば打ちの道具を車に積んで、日本のいたる地域でそば会を開き、そばのすばらしさを広める活動をしている。オンボロの車を使っていたが次第に使い物にならなくなり、ローンを組んでワーゲンバス(フォルクスワーゲン・タイプII)に乗り替えた。そば会のない間等は酒を少々嗜み、庶民的なコロッケや天ぷらなどを肴にしている。そば打ちの腕は抜群で、そばの知識に長けているが、飲みすぎて酒癖が悪い欠点を持ち、姪のエリカ(後述)のブログに画像を晒されたこともある。好物はカツ丼。血を見るのが苦手。初期では去り行く際の決め台詞に「あばよ!」と大声で言っていた。
; 藤七郎(とうしちろう)
: 京橋『草庵』五代目。更科系の店だったが、跡継ぎである長男が早くに亡くなって店じまいを決心したものの、孫(矢代稜)が調理場に出てくるようになってからは、大きくなるまで面倒を見つつ、店を継続することにした。店を畳んだあとの備品等を稜はずっと保管している。
; エリカ
: 第3話「そばの食べ方」で初登場。稜の腹違いの兄の再婚相手の連れ子で、血縁の無い姪。高校を中退して渋谷で遊び歩いている。食いしん坊で、稜が薦めた『谷中藪』でもりそばを12枚平らげ、そばの美味さの虜になるうちに、谷中藪の店員として花番長のおタキさんのもとで働くようになった。体力的な問題で自身でそばを打つことは早々に諦めたが、後にそば打ち教室で女性名人に憧れ、自分でもそばを打てるように努力した。ブログを開設するが、投稿者の不満に反論すると倍になって返ってくる。注文を通すときに「通し言葉」を使うのに苦労するものの、稜との訓練によって身につくようになった。きゃりーぱみゅぱみゅに似た友人がいる。時代モノでは料理屋の従業員「お花」や舞妓「江梨花」の役をやっている。
; さのじ
: 第4話「薬味の役目」で初登場。本名は佐々木貴明。実家は埼玉県春日部市の『月見庵』。実家を継ぐため、麻布の『更科布屋』で修行中に稜・エリカと出会う。エリカに恋心を抱いており、エリカに好かれるために、まな板を使わないで葱を切る技(真空切り)を会得したが、エリカには相手にされていない。その後もたびたび登場するが、そば職人としての修行に身が入っていない描写が多く、稜に泣きつくことも多い。叔母から父が関節リウマチにかかり、働けなくなったことを聞かされ、修行を中断して実家に戻ろうとするも、父が聞いているところで、出前中心で味の評判も悪い『月見庵』を見下す発言をしてしまい、跡取りとなることを拒否された。そのため、自暴自棄になりそばの修行も放り出しそうになるが、跡取りとして駄目なら、まず従業員として雇ってもらい自分を認めてさせればいいという稜の助言で心を入れ替える。その後、更科布屋の主人と先輩の職人たちから、太鼓判を押されて修行を終え、実家の埼玉へ帰っていった。
; 谷中藪の親父
: 『谷中藪』の店主。稜に紹介されたエリカの食べっぷりに魅せられ、エリカを雇うことにした。ネットや若者文化に疎い。メールやブログを理解できておらず、FAXで時代が止まっている。
; 更科布屋の主人
: さのじが働いている店の主人で稜の先輩。そば打ちなどは従業員に任せるが、汁作りは店主である自ら行う。さのじを『月見庵』の跡取りとして認めてもらうために徹底的に修行させる。自身も生前の藤村和夫から汁の調整の仕方を学んだ。
; 川崎
: 志賀直哉に感化されてルポライターを目指すも、大手出版社の孫請けのような存在であった。自分が取材したそばの記事がことごとく逆の評価であったことを稜に指摘されたことにより自らの使命に目覚める。会津シリーズでは中心人物として、東日本大震災・福島第一原発事故後の福島でのそばの取材を敢行する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「そばもん ニッポン蕎麦行脚」の詳細全文を読む




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